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第1展示室  【ガラス絵の部屋・その1】
 
 

2005年2月のトムズボックス個展のDMに使った絵です。深い空の青みのなかに黄色い帽子をかぶった桃のこどもがいます。この子の表情がなぜかとても気に入ってます。この絵は「ソラちゃん」と名付けられ、敬愛する舞踏家M氏の家の壁にに飾られています。技法はガラス絵。今回のギャラリーに紹介する絵はすべてガラス絵の技法によるものです。

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この絵のなかに住んでいるこどもは、「ぼくは猫でも魚でもましてヒトでもない、ただの桃介だ」と言い張っています。わかります、誰が見たってキミは桃介以外のナニモノでもない。……かなりうちのももちゃんに似てるけどね。さて、ほかの何者でもないというのは傲慢でしょうか。この絵の作者たる椌椌氏もただのバカなくうくうさんでいたいと申しておりました。

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「ね、お月さん、もう一曲おねがい!」赤い服を着た子供が月の楽師におねだりしています。日本ではあまり見られない光景ですが、メキシコでは夜更けの公園などでよく見られます。月の楽師はふつう1曲1ペソと相場が決まってますが、相手が子供の場合はお金はとれません。それでもお月さんは喜んでセレナーデなんかを弾いてあげるのです。

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ピナチョという名前の青年を描いた絵です。メキシコ南部のオアハカという町で版画家の卵として暮らしています。先住民の血を引く気のいい青年ですが、この絵のピナチョはかなり子供っぽいですね。ぼくが描くとだいたい子供っぽくなってしまいます。この絵を描いたころからガラス絵の制作に新しい興味を覚えるようになりました。いままでやってなかった技法に出会ったのです。(技法だなんてそんな大げさなもんではありませんが。)

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この絵、たまらなく好きです。「キミはいい色彩感覚してるよ、脱帽だね」って誰か言ってくれないかな? 自分で言ってるじゃないか、って? そうですね。僕は色彩感覚だけは自信があります。それだけは濁ってないと思いますよ。ほかはすべてダメだとしても。最近の絵にはときどき涙が流れていますが、そのわけは誰にもわかりません。誰にだってそんな時があるじゃないですか……。

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トムズボックスでは「ひまわりのももも」というタイトルで展示されました。ピンポイントギャラリーでは「ひまわりくん」だったかな。僕の絵はタイトルがときどき変わります。理由は単純で前のタイトルを覚えてないからなのです. いまこの絵は水彩画を描く娘さんに引き取られたので、また違った名前で呼ばれてるかもね。

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「お茶目なのである」この子の表情もナイスじゃありませんか。いたずらっぽくて、でも気は優しいんですよね、きっと。この絵の青と赤の配色なんざなかなかでございます、とまた自画自賛してみたくなるワタシです。

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ムラサキの花を額につけた少女です。目の表情が気に入ってます。だいたい僕の絵は至極単純な構図で、正面からこちらを見ている子供の顔がほとんどなんですね。最近とみにその傾向が強くなってきて、そのせいか目の表情に特別に気を使います。目だけで数時間を要したり、結局絵全体をオジャンにしてしまったり。この子の表情は、もうメチャクチャ可愛い!のだ。

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鳥のような桃のこども?ほかの絵とは少しタッチが違います。オイルパステルをかなりたくさん使っているからでしょうか。「むかし、ヒトは鳥だったのかも知れないね……」、と歌ったのは誰でしたっけ? この絵は吉祥寺で一番うまい!お蕎麦屋さん「中清」の壁にかかっています。

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「ヒトサシユビのももも」というタイトルだったと思います。この絵、けっこう好きだなあ。この子はいつもヒトサシユビを立てて、「実はね、この話にはその先があるんだよね……」っていいながら不思議な物語をつくるのが得意なんです。この日はなんの話をしているのでしょうか?「実はね、ぼくは見たんだよ、あのメタセコイアの樹の上に住んでる空飛ぶ恐竜ミクロラプトルをね……」

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黄色い帽子をかぶっているのはチョゴリを着たヒトです。黄色というより生成の麻で織られたチョゴリのイメージでしょうか。韓のくにの田舎を歩いているといまでも麻の韓服を着たおじいさんによく会います。いっしょにマッコリでも飲みたくなるじゃありませんか。でも、この絵のヒトはまだお酒はやりませんね、きっと。

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透明な夜空に浮かぶももちゃんです。あまりにも可愛いので作者たるワタクシは絶句してしまいます。こんな絵をずっと描いていられたら幸せだなあ、と思います。(スイマセン!)

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クラリネットを吹く桃のヒトです。僕は音楽をしているヒトを描くのも大好きなんです。笛を吹いたり、ヴァイオリンを弾いたり、ピアノを弾いたり、いろんな楽器を奏でるヒトを描いていると、自分が天上の音楽のなかに漂ってるような気がしてくるのです。

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ドラゴンにのって旅する桃の子供です。ドラゴンはまるで気まぐれなので、桃の子供はヒトサシユビをたてて、守護神の「ももさま」に行くべき方向を尋ねています。でも「ももさま」は輪をかけて気まぐれなので「どっちでもよい!好きな方に行きなさい!そのかわり、ワタシは責任とれません!」となんとも投げやりなんです、おかげでドラゴンと桃の子供は不思議な不思議な宇宙旅行を味わうことができました。

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「星をつれてゆこう!」というタイトルです。4人のこどもがこっそり家を抜け出して旅に出ます。この子たちはみんな星が大好きなので、星をつれてゆくことにしたんですね。なが〜い物干し竿を天の川の真ん中につきさして、自分のいちばん大好きな星をみつけて、道連れにしてしまったんです。ホント、こどものパワーにはかないません。

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© Minami KuuKuu.